まあ、こーいう話がある。。。
一種のギョーカイ物語として
一読してもらえれば、と思う。。。
後輩は妻子持ちである。。わたしが前に
いた会社にもう、十数年勤続している。。。。
しかし、中途契約である。。その彼に、このたび、
異動の命令がでた。。。行き先は九州方面か、あるいは
東京方面か。。。会社に残りたいなら、行ってくれ。。。
断るなら、ここでやめてくれ、とね。。。会社は
ゆってきた。。。その後輩はしばらく考えた。。。
もう、わたしがかつていた会社に、残っている
人間は少ない。。それだけ、みんな、やめさせられて
いるのである。。。東京に行った人は、妻と別れていて、
子育てがあった。。。あるいは、まったくモテなくて、
単身赴任が用意だった。。。しかし、その後輩は違う。。。
妻子がいて、すでにお子様は関西の、ある場所で
教育を受けている。。そこに、オヤジさんである
あんたは、九州か、鹿児島か、あるいは東京に
行ってくれ、と会社がいう。。東京に赴任したら、
こんどは、新潟とか北海道にいってくれ、と
なるだろう。。。わたしもそうだった。。。
九州に赴任したら、最初は福岡だが次第に
鹿児島やら沖縄に行かされるだろう。。そのあとは
アジアに転出である。。インド、ベトナム、上海、
シンガポールに、うちの会社は支店がある。そちらに
行ってくれ、という話になる。。さあて、困った。。。
その後輩はもう、45歳である。。ここで動かなかったら、
いわゆる「失職」である。。たぶん、その先、再就職は
見つからない。。退職金はまあ、1000万ぐらいはある
かもしれない。。。あと十五年会社に残ると、給料は
保障される。。しかし、家族のもとに帰ることは、ほぼ、
100%無理だろう。。じゃあ、東京にでるか、九州に
下るか。それを考えている時間は、三日もない。だから、
その会社は、ほとんどの後輩がやめてしまった。それはまあ、
合理化でもあり、リストラでもあるが、形を変えれば、
会社に死ぬまでついていく、とは、そういうことなのである。。。。
だから、子供が小学生にあがったような時期に、会社はひどい
転勤命令をだす。。奥さんともセックスができない、距離に
単身赴任をさせる。。。で、どーなると思う?給料は確かに、
奥様と子供に振り込みができる。。。しかし、同居する
幸せはないのである。。だから、ほとんどが、いまの
暮らしを守るために、会社をやめる。で、退職金で
フリーになる。。しかし、仕事は一切こないのである。。。
こういう、三つの道を提示され、会社についていく
人間はもう、よほど、会社の仕事が好きだとか、ね。。。
その会社に愛着がある。。でも、ふつうはね、やはり、
ついていかない、ものである。。。東京にでれば、
東北に出される。。福岡にでれば、鹿児島沖縄に
だされる。。およそ、二年おきに、転々とする。。。
その間、妻子はどうなる?子供はどうなる。。。
奥さんと話ができない。。会えない。。まあ、
たまにはね、家にも戻れるだろうけどさ。。もし、
家を買っていたらね、それは、やめられないだろう???
かといって、家族をそのまま、異動先につれていける
だろうか?で、、みんな、職場を去って、独立する道を
選ぶ。。これがまあ、だいたいは、脱サラの傾向なのですね。。。
だって、五十代になっても、上海やらベトナムに行かないと
いけないのは、しんどいじゃない?会社をやめればさ、それは
亡くなる。。ジレンマは亡くなるね。。ただし、収入も
途絶える。。。難しい道でしょ。。その結果、その会社には
誰も残らなくなる。。それがまあ、会社の、最後の処分
なのである。。だから、みんな、退職してフリーになる。。。
フリーになると、ゼロから、だから、仕事はこない。。。
こないとわかったときに、どうなるか…ね?ほんまに。。。
そのときに、妻子がいたら、どうなるか?だから、
広告屋にはものすごい、離婚経験者が多い。。それだけ、
妻子を守れない。。守ろうとすると、じぶんを守れない。。。
どーするか。。。まあ、それが後輩にもきているわけ
である。。後輩はいっていたね。。「福田さんがいっていた
のと、同じだった。。この会社は全員にそれをしているんですね…」
「そうだよ…それが、会社というものだよ…」どうなるか、
わかったもんじゃない、ということは、わかっただろう???
もっと早く辞めていたら、どうったのか?もっと遅く、この話が
きたら、どうだったのか?それが、うまくいかないように、会社は
人事権で、人生を狂わせる。。その結果、じぶんは組織について
いくが、妻子はついていけない、という状況が生まれるか、もしくは、
じぶんは妻子を選び、組織を離れるか、もう、どっちかしかない。。。
それが、子供をまきこんだら、どういうハメになると思う???
サラリーマンの四十代五十代は悲惨なものである。。ほんまに。。。
あっちへ行け、こっちへ行け、とぶっ飛ばされる。。ほんまに。。。
で、「なになに会社の何々部長」としてね、いちおう、肩書だけは
ある暮らしを選ぶか。。それとも、じぶんが一国一城の主になる
つもりでね、ゼロからスタートするか。。いずれにしても、
先輩がたどった道は、じぶんにはこないのかな?と思っていたら、
確実にくるのである。。。ほんまに。。だから、きたときに、
とれる道は三つのうちひとつしかない。。東にいくか、西に
流れるか、会社を去るか、である。。。まあ、それはずっと
考えさせられるテーマだけど、会社を去れば、異動は亡くなる。。。
よって、人生の「目の前がいつも見える」状態になる。。。
会社についていけば、延々異動の恐れがあり、いつ異動させられるか、
わからない。。それが会社をやめるまで、続くのである。。。
ほんまに。。。それに耐えられる人間は、あんまり、この世には
いないように、会社というのは、つくられている。。だから、
まあ、異動の話がでたときにね、考える時間は三日程度しか
ない。。で、どうするか?どうなるか?会社はその人を
根幹から狂わせようとしているのである。。つまり、まあ、
死の業務にも突っ込むようなね、そういう人間だけを会社は
残すのである。。。君が赴任した先には、死の業務が待っている。。。
それに耐え続けることはできないだろう?そのときに、異動した
先でやめることは、不可能になる。。なぜなら、お金がそこで
ストップするから、である。。だから、異動する前に決断を
迫られる。。それがまあ、会社の非情なところである。。。
だから、そのために、家族を守りたいなら、もう一回、、
人生を築城する、というね。。ほとんどの、創業者がゼロから
やっていることを、君もしないといけない。。それで、おそらく
退職金は亡くなる。。じゃあ、収入は亡くなる。。しごとは
来ない。。じゃあ、どーなるの???というね。。まあ、
これが、サラリーマンのだいたいの、末路である。。。
ほんまに。。会社員の運命はほぼ、こういう形に
100%なってしまう。。それが遅ければ遅いほど、
絶望的なゼロから、君は立ち上がらないといけなく
なる。。それが55歳でできますか?65歳でできますか???
75歳でそれが来る場合もある。。だから、それなら、もう
25歳でそれをしていたほうがいい。。会社員にはならない
ほうがいい。。社会で最初から独立して、衆議院にでも
でてね。。名前を売り、起業家になったほうがいい。。いつ
それをするか、である。。。ほんまに。。。55歳では
できないと思えば、45歳でやめたほうがいい。。そしたら、
55歳のときには、苦しんでいても、創業十年である。。。
ほんまに。。でしょ?それだけ、城をじぶんで手作りしてね、
石垣もじぶんでゼロから削ったりする、みたいなね、ところから
しない限り、会社員はまっとうできない。。まあ、それを、
どう選ぶか、がね。。みんな、じぶんにも、突きつけられて
いてね。。だから、先輩もあのとき、やめたのか、とね。。。
わかってくる。。だから、やめたんだな、とね。。ほんまに。。。
じぶんを会社がもっとも苦しめるためにね、その期間を
ずらして、与えているのである。。なのでね、まあ、
35歳でやめるなら、三十年なんとか、なるでしょう。。。
45歳なら二十年ある。。。55歳なら十年しかない。。。
それなら、35歳でやめたほうがいい。。ほんまに。。。
やっぱりね。。会社というのはね、そういう、大名の
家来みたいなものだからね。。ほんまに。。まあ、
だから、死の業務に突っ込むか、それとも、まあ、
それは拒否してね、じぶんの城を創るか。。ゼロからね、
ほんまに。。そこにはもう、同じ会社にいた人間の力は
一切借りられない。。みんな、独力でなにかを担保に
金を借りたり、人を借りたりしてね、切り開く。。まあ、
まさにね、大人としての人生がそこからはじまる。。。
じぶんが載っていた会社という船にはまだ、補助輪が
ついていた。。。それをじぶんの力だと思っていたに
違いない。。そうじゃない。。それは、会社の力、
会社の株主の力であってね。。ほんまに。。じぶんの
ものじゃない。。。それがわかってきたときに、まあ、
人間、なかなかね、「会社側の人事」にね、まあ、
ついていける人はいない。。ほんまに。。この会社には
ついていけないな、と思ったときにね、ほかの会社も同じ
だから、再就職の道は絶たれる。。。そこで、どーするか、
である。。。ほんまに。。。死ぬとわかって会社について
いくか、死なないけど、社会的には死んでいるようなものに
なる、ゼロからの脱サラになるか。。さあ、あなたは
どっちを選びますか?という話である。。ほんまに。。。ピース!!!
(これを読んでいる前職の人がいたら、もう、そこは
終わりだ…と観念したほうがいいと思う。。じじつ、
あなたの周りからは、誰もいなくなっているでしょう???
それが、会社という大きな組織が個人に与える最後の
制裁なのである。。ほんまに。。。そのときに、まあ、
会社というものはね、個人を簡単に裏切り葬るものだよな、
とね。。わかったときには、もう、手遅れなのである)
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後輩が、ゆってた。。。
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