わたしもね、まあ、いま
老親二人がもう、75歳と70歳でね。。
それぞれかなり具合が悪いね。。。
だからまあ、もう生きてもあと二十年?ぐらい
ですかね???だからまあ、長生きもしてもらいたい
してね。。とにかくもう、すべて「二度とない」
ラストステージ、ラストダンスですよね。。。
ほんまに。。だから、長いようで一瞬だった人生
なのでね。。語りたいこと、ふたたび最後に遇いたいひと、
どこか行きたい場所、したいことがあればね、まあさせて
やりたいね。。。だからまあ、オヤジは野球を見て、
美術を見て、孫の世話をしたいからね、させて
ますよね。。孫ももう、大きいですからね、ふたりして
甲子園にいかせたりね。。でも、まあね、そこでオヤジが
倒れてはいけないね。。。オヤジはもう、再々救急車で
運ばれますからね、まあ、誰かに迷惑をかけてはいけない
からね。。。一人で行くなら、まだいいけどね。。ほんまに。。。。
まあ、そういう心配もありますね。。それから、まあ
おふくろもね、具合が悪いですがね、数十年前の学友がね、
郷里にきたりするみたいでね。。みな、最後の再会のためにね、
東京からきたりするね。。おふくろも長かった養女の暮らしが
終わりね、70代にして、はじめてオヤジとわたしの三人暮らしに
なったからね。。。まあ、長い負担があったのやなあ、と
思いましたね。。ほんまに。。無理がありましたよね。。。
ほんまに。。最初から義理の祖父母のね、世話をしなければ
よかったですけどね。。。ほんまに。。まあ、本来なら
五十年前にね、この状態になっていればね、負担がなかった
のですがね。。。五十年分背負わされていたのでしょうね。。。
まあ、だからね、あと二十年ぐらいはね、解放してやってね、
まあ、もう具合が悪いから動けないですがね。。まあ、
訴えたい思いを聞いてあげる、とかね。。。好きなことを
させてやろうと思いますね。。オヤジもおふくろもね、双方
かなり、我慢していた人生でしたからね。。まあ、我慢のないように
終わらせてやろう、とね。。もう、いつ終わってもいいようにね。。。
ほんまに。。。まあ、だからね、おふくろなんて、あと三十年
ぐらいあるとね、うれしいな、と思いますよね。。。ほんまに。。。
オヤジもね、そういう目線で見るとね、まあ、がんこでね、
壊れてきた老人だとしてもね、まあ、長生きしてもらいたい
ですね。。。やっぱり、親孝行してね、旅行のために、いい
ホテルを俺がとってあげたりするとね、すごく喜んでくれる
のでね。。。そういうのは、うれしいね。。俺がいつもいく
日航ホテルなどをね、オヤジではとれないからね、俺がとるとね、
こんなにいいところを、といってね、喜んでくれるね。だからまあ
俺が味わったようなものはね、オヤジも味あわせてやりたいね。。。
ほんまに。。。だからまあ、無理をせずね、好きなことをやって
いってもらいたいね。。。ほんまに。。。だからまあ、もう、
ほんとうに「最後になること」ばかり、ですからね。。。
一瞬一瞬がね、思い出になり、ラストランになりますのでね。。。
ほんまに。。。そう思うとね、両親と暮らせているいまは
非常にいい時間でね。。本来ならとれない時間軸だからね、
まあ、ありがたいですよね。。。ほんまに。。まあ、
ともかくね、それぞれが「最後」になっていきます
のでね。。まあ、われわれはね、あと二十六年が二回ぐらい
あるのかな?というね。。感じですからね。。だからまあ、
もう、親の周りは死んでいるか、末期になってます
のでね。。。みなさんね。。で、介護も終わりね、さあ
「最後のワンステージ」というね。。。感じかな。。。
ほんまに。。やっぱりね、そう思うとね、もう、
親だからね、「長生きしてもらいたい」ですね。。で、
まあ、親の喜ぶことはね、してやりたいですね。。。
とくにまあ、うちはオヤジがね、旅行の手配を俺に
させるのでね、旅行から帰ってね、これが楽しかった、
あれが楽しかった、「ありがとう!!!」といわれるのがね、
いまはうれしいね。。だからまあ、野球に相撲にね、見に行かせて
ますね。。チケットは俺がとりよせてね。。ホテルを予約してね。。。
案内してね。。まあ、そういうことでね、楽しんでもらいたいね。。。
ほんまに。。おふくろもね、ものすごくお客さんがたくさんくる
ようになりましたね。。。ほんまに。。いままではね、なが~くね、
義理の親がいたからね、好きなことができなかったみたいです
がね。。まあ、無理があった人生だったね。。ちょっと
哀れになる。だからまあ、最後の二十年、三十年はね、
しゃべりたいことをしゃべってね、本来のおふくろの
気質でね。。やってもらいたいね。。。ほんまに。。。
長く忍従したらライフでしたのでね。まあ、それを
しなければよかったのになあ、と思いますね。。。
ほんまに。。ちがう歩みがあっただろうにな、とね。。
思いますよね。。。ほんまに。だからまあ、苦労したんだろう
なあ、とね。。。ほんまに。。まあ、なのでね、あと
ワンステージはね、体の具合も悪くなっていくけどね、まあ
割と機嫌よくね、古い友人ともう、いつが最後になっても
おかしくない。。相手もみな、七十代だからね、ぴんぴんしている
ような人はいませんのでね。。再会するのもね、まあ俺やら
オヤジがね、車で送迎してね、ホテルを用意して、というね、
ことでないとね。。おふくろを運べませんからね。。ほんまに。。。
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だからまあ、とにかくね、親を見送る境地になった、
というね。。まあ、そのステージだね。。ほんまに。。。ピース!!!
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老親二人がいろいろ「がんばって」くれています。。もう、「最後のステージ」だからさ。。。
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